梅雨に合う「紫陽花」

#ガーデニング #暮らし #遠藤昭

2021/06/07265 Views

writer:遠藤 昭
メルボルン駐在時、300坪の庭にてガーデニングに目覚め、多数のガーデニングコンテストを受賞。著書『はじめてのオージープランツ図鑑』(青春出版社)。

梅雨を爽やかにする「紫陽花」

今年は例年より梅雨入りが早く、「紫陽花」の開花も早いようです。
梅雨のジメジメと鬱陶しい季節に気分を爽やかにしてくれるのが、さまざまな品種の「紫陽花」です。

最近品種改良が進み、また海外品種が出まわったことで、とてもバラエティ豊かになった「紫陽花」について紹介していきましょう。

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「紫陽花」の魅力

「紫陽花」の魅力のひとつに、色が変化してゆくことが挙げられます。
咲き始めは淡く、可愛らしい色だったのが、徐々に強く、美しい色に変わっていく様は、とても神秘的。
”七変化”という別名がつけられていたり、”移り気”や”無常”が花言葉となっていることも、なんだか納得がいきますね。

色が変わる原因は、土壌の性質によるもの。
酸性だと青色に、アルカリ性だと赤色になることは、学生時代に学び、なんとなく記憶に残っている方もいるかもしれません。

ただ、「紫陽花」の中には、色が固定された品種も存在します。
たとえば一番下の写真は”宵の星”という品種で、小ぶりで楚々とした容姿と美しい紫の色合いから、凛とした和の雰囲気が漂います。

(写真上)色が美しく変化していく様
(写真中)アルカリ性の土壌で赤く染まった「紫陽花」
(写真下)土壌による影響の少ない”宵の星”

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「ガクアジサイ」の魅力

最近は「ガクアジサイ」の品種改良が進んでいます。

華やかに満開で咲く「ホンアジサイ」と対照的に、真ん中に集まる小さな花の周りを、額縁のように装飾花が囲む「ガクアジサイ」。
「ホンアジサイ」を見慣れた私たちにとって、「ガクアジサイ」は新しく、モダンな印象があるようです。

たとえば一番上の写真は、”隅田の花火”という品種です。
名前のとおり、まるで花火が打ちあがり開いたような格好で、透き通るような白がとても美しいですね。

最近は、より華やかで、豪華な花が好まれるため、それに合わせたさまざまな品種が生まれています。
二番目は”ダンスパーティ”、三番目は”ホワイトエンジェル”という品種。
昔ながらの「紫陽花」を見慣れている人にとっては、これも紫陽花なの?と少し違和感を覚えてしまうのかもしれません 笑。

(写真上)横浜で発見されたといわれる”隅田の花火”
(写真中)”ガクアジサイ”とアメリカの園芸種を掛け合わせた”ダンスパーティ”
(写真下)名前のとおりの純白が美しい”ホワイトエンジェル”

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最近人気の”アナベル”

最後にオススメしたいのは、最近とても人気のある「西洋紫陽花」の”アナベル”です。

咲き始めのグリーンがかった色合いが魅力で、周囲の草花とも相性が良く、暑さや寒さにも強いため、最近のガーデンでよく見かけるようになりました。
こんもりと満開になるにしたがって、純白に変化していく様もとても素敵です。

通常の「紫陽花」の剪定は、花後の8月頃までにおこなわないと翌年の開花が難しいのですが、「西洋紫陽花」は年末から初春の剪定でも6月にはしっかりと花を咲かせてくれるのが魅力です。

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「紫陽花」はほとんど手間がかからず育てるのが楽ですが、育て方についても少し触れておきましょう。

育てる場所ですが、日向から半日陰を好みます。
あまり日陰だと花付きが悪くなりますので、たまに日に当ててあげると良いようです。
ただ乾燥を嫌うので、特に鉢植えの場合、夏場の水切れには気をつけましょう。
施肥は、寒肥と初秋の花芽成長期におこないます。
鉢植えの場合は、成長期に、液肥を2週間に一度程度与えましょう。

害虫や病気も少ないので、初心者でも比較的簡単に育てられるのも魅力です。
なんとなくナメクジのイメージが強いですが、実際にはほとんど存在しないようですよ。

これからジメジメと嫌な季節が続きます。
さまざまな「紫陽花」を仕込んで、梅雨を爽やかな気持ちで乗り切りましょう!

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★「はじめてのオージープランツ図鑑」発行のお知らせ

この度、日本初のオーストラリアの植物図鑑「はじめてのオージープランツ図鑑」を執筆させていただき、青春出版社より発売になりました。

昨年来のコロナ禍で、おうち時間が増えてガーデニングブームですが、特にオージープランツが男性層を中心に人気で、オージープランツが品不足だそうです。
そんな中での、「はじめてのオージープランツ図鑑」発売ですが、今まで、日本にオージープランツ図鑑や、育て方などを書いた本は無く、初めて発行させていただく事、嬉しく思います。

たまたまオーストラリアで5年間を過ごし、その後30年間近く、オージープランツを育ててきた自分だからこそ出来た事だと思うと、こんな自分でも、微力ながら、日本のガーデニング文化の振興に貢献できた事を、嬉しく思います。
コロナ禍のおうち時間に、是非、個性的で明るいオージープランツたちの写真を眺め、親しんでいただき、明るく元気に毎日をお過ごし頂ければと思います。

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