小満の頃

#ガーデニング #暮らし #風間理紗

2025/06/0452 Views

writer:風間理紗
アーティスト / 室礼家 / 食農教育家 大学で社会学を学び、世界全体が幸福になるためには暮らしだ。そんな気づきから住宅メーカーに就職、理想の暮らし方を模索する中、日本の伝統的な暮らしの文化である室礼と出逢う。茅葺き屋根の古民家を舞台に、季節の室礼や手仕事を通して自然を五感で感じる親子向けワークショップを始めたことから始まり、小学校における教科連携食農教育プログラム制作と実践も重ねる。逞しくも心豊かな大地の世話人を育て、共に豊かな土と美しい里山風景を次世代へ手渡す。エディブルスクールヤードヨコハマ 代表

自然体の美

我が家のサラダボールガーデンは渾然一体。

一つ一つがのびのびと大きく育つように初めから畝を整える方もいらっしゃいますが、我が家のお庭では幼いうちはわざわざ大きめの植物の陰に密に種をまき。
発芽したての小さな芽を激しすぎる日光や雨の振動から守ってもらう。

そして少しずつ大きくなるにつれて、そのままで多種多様な植物同士お互い助け合いながら育っていかれるものはそのままに、お引越しが必要なものはお引越し。
特にベビーリーフとして食べられるような赤や緑のレタスやルッコラなどは、密に植えておいたところから日々の暮らしの中で少しずつ家族の食卓へと分けてもらううちに間隔が生まれ、残ったものがもう一回り大きく育っていく。

常にうつろう自然体の美。。。

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そんなお庭は予期しないサプライズも時折くれて。
そろそろシソやミツバが欲しいなあ!と思っていると、私の意図しないところからこぼれ種で生えてきてくれたり。
美の基準とは人それぞれですが、この日々自然と呼応しながら良い加減を探りながら変わっていくお庭が、私にはとても心地よく感じています。

そして頭上には今年もたわわにラズベリーやブルーベリーが実り。
今年の秋には柿もたくさん楽しめそう。
(これは、きっと今年の寒い時期に下の子がせっせと柿の木の足元に、日々台所から出る野菜の皮とか茎とかで作った自家製堆肥を撒いてくれたからですね。)

小さな小さなお庭でもこんなに豊かな循環の恵を分けてもらえることに感謝しかありません。


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そして、今年もネムノキには黄蝶が、山椒の木にはアゲハ蝶が、ケールには紋白蝶が、あと最近蝶たちの人気になってきているエノキの木にももうすでに何種類かの蝶がやってきています。
集まりすぎると葉っぱが全部食べられてしまうのですが、ここまでならなんとか木が生きられるかなというギリギリのラインまでは蝶たちにもお庭の恵を楽しんでもらう共生の道を探っていると、大体その一歩手前くらいで蝶たちは羽化し、木々はまた復活してくる。
そんな風にできているのですね。

自然体。。。

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