緑とゆとりの”田園都市ライフ”

横浜市 ・I様

#with Kids 

2022/08/171146 Views

Case01

70㎡、3LDK の田の字プラン、駅徒歩10分という、モデルケースのような新築分譲マンションで暮らしていたIさん家族。

ふたりの子どもが大きくなる前に、住み替えを検討するようになりました。

 

もともと戸建てに憧れがあり、とにかく広く、ゆったりとした暮らし方を理想としていたご主人と、”清潔感”と”安心感”を重視するため、”中古”そのものにあまり積極的ではない奥さま。

暮らしの価値観をはじめ、融資や子どもの学区など、売却〜仮住まい〜購入を完結する一年の間には、さまざまなハードルがありました。

 

広く、開放感がある、理想の新居を見つけることができたIさん家族。

緑とゆとりのあふれる環境の中で、家族がのびのびと暮らす姿を拝見することができました。

きっかけ

70㎡、3LDK の田の字プラン、駅徒歩10分という、モデルケースのような新築分譲マンションで暮らしていたIさん家族。
夫婦ともにアパレル関係で働いていることもあり、年々服や靴が増え続けた結果、気づけば個室のひとつが衣裳部屋に。
ふたりの子どもが大きくなる前に、住み替えを検討するようになりました。

最初に問い合わせをいただいたのは100㎡超えのテラスハウス。
住まいが手狭になったこともありますが、ご主人はもともと戸建てに憧れがあり、古くても、広く、ゆったりとした暮らしを理想としていました。
対して奥さまは”中古物件”そのものにあまり積極的ではなく、”清潔感”や”安心感”を重視する方。
戸建て感覚のテラスハウスは、広く、開放的で、ご主人の理想に近かったものの、1970年代の建築は全体的に古さを感じ、新耐震基準もクリアしてないことから、さすがに見送る結果となりました。

それでもせっかく腰を上げた住み替えの計画。
少しでも前に進めるべく、まずは銀行相談により、融資の点からも進め方を検証することになりました。

(写真)最初に見学したテラスハウス

住み替えの難しさ

先に新居を購入し、引っ越しを終えてから売却することを考えていたIさん。
銀行の回答は思っていたよりも厳しいもので、理想に近い物件を購入するには、先に現在の住まいを売却する必要があることが分かります。

住み替えは、先に購入をおこなうか、売却をおこなうかで、計画が大きく変わってきます。
購入が先の場合、新居をゆっくりと探すことができ、仮住まいが必要ないのが大きなメリットですが、新居と現在の住まい、両方のローンが発生するリスクがあります。
またローンが残っている場合、希望の金額を借りられないことも多いのです。

売却が先の場合、売却の金額を購入資金に充てられるため、ローンが組みやすいのが一番の魅力です。
デメリットはなんといっても仮住まいが必要になること。
引っ越しを二度おこなう手間に加え、賃貸入居のためのさまざまな費用が発生してしまいます。

Iさんもできれば二度の引っ越しを避けたい考えだったので、住み替えローン、フラット35、特約付き譲渡など、さまざまな方法を検討しますが、複数の銀行に相談しても結果は同じことに。
特約などであせって望まない結果を生むよりは、まず現在の住まいを売却し、その後にじっくりと理想の新居を探すことに決定しました。

売却の結果

その後仕事が忙しくなったこともあり、しばらく時間が空くことになりますが、近況伺いで久々にメールをしたのが運命のタイミング。
計画のスタートをイメージしていたちょうどその時に連絡がきたことで、何か”縁”を感じ、売却をお任せいただく流れとなりました。
それでも、売却〜仮住まい〜購入の工程は簡単なものではなく、長い時間と相当の覚悟が必要であることをIさんに確認。
”動くからには最速”を合言葉に、全力でサポートすることをお約束しました。

いよいよ売却活動がスタートします。
「THE GROUND FLOOR」を見ていることもあり、撮影の重要性を理解していたIさん。
仕事が忙しく、なかなか良い天気に恵まれない中、日程を調整し、バルコニーのテーブル&チェアやグリーン、照明の相談なども受けながら、納得のゆくリスティングが完成しました。

その成果か、公開後すぐに多くの問い合わせが入り、初日に見学したお客様が購入を検討することに。
購入の意思もいただき、ローンの事前審査も通過し、すっかり安心ムードが漂っていた中、まさかのキャンセル連絡が届きます。
Iさんも大きな落胆を覚えますが、気を取り直してすぐに案内を再開し、約1ヶ月に売却確定の運びとなりました。
今振り返れば、”本当に売れるのだろうか”など、大きな不安も感じる時期だったようですが、最終的には良い条件での成約となり、大変満足のゆく結果で終わることができました。

住まいを引き継いだ方は出産間近の若いご夫婦。
新築購入時に、まさに同じ状況だったという奥さまは、”10年前の自分達をみているよう”と感慨深い様子で、新しい家族にエールを送る姿が印象的でした。

(写真)新しい家族に引き継がれた住まい

賃貸暮らし〜新居購入

無事売却が完了したものの落ち着くことはなく、賃貸物件探しや引っ越しの準備など、忙しく、慌ただしい時間が経過していきます。

賃貸物件探しもそう簡単なものではなく、やはり古くて広い部屋か、新しくて狭い部屋か、購入と同様の議論がつきまといます。
もうひとつ問題になったのは子どもの学区。
新居を検討するエリアに賃貸期間で移ってしまい、探しやすい環境で購入物件を探すことも検討しますが、友達も、住まいも、すべてを一気に変えることは子どもの大きな負担となることを考え、まずは現在と同じ学区の賃貸に移ることを決めました。

引っ越しが終わり、少し腰を落ち着けて良い物件を探していこうとしていた矢先に、運命の物件と出逢います。
90㎡を超える広々とした4LDKで、四方を窓で囲まれた、明るく、開放感ある角部屋。
ある程度の築年数は経過しているものの、良好な管理体制で清潔感があり、新耐震基準をクリアした信頼のおけるブランド物件です。
駅からやや距離はあるものの、周囲を街路樹と公園の豊かな緑が覆う、田園都市らしいゆったりとしたエリアでした。

最初の問い合わせを4月にいただいてから、9月に住まいの売り出しを開始し、10月に売却完了。
その後賃貸物件に移ってすぐ、12月に新居を発見し、1月に契約、2月に引っ越し。
足掛け一年間にわたる、Iさん家族にとっての一大事業が完結しました。

新しい暮らし

新居でもっとも気に入っているのは、もちろんその広さ。
90㎡を超える部屋にはゆとりがあふれ、マンションとは思えないような、のびのびとした雰囲気を感じます。

リビングとダイニングを分け、それぞれひとつの個室を利用しているのも大きなポイント。
リビング専用スペースには、3人掛けの大きなソファーを主役に、Iさんのセンスが光る、選び抜かれた家具がゆったりと並んでいます。
ダイニングと空間が分かれるため生活感もなく、食事を終えてリビングに入ると、気持ちが自動的にリラックスモードに切り替わるそう。
家族が寝た後に、ひとりでゆっくりとお酒を楽しむのも、ご主人の楽しみのひとつです。

ダイニング専用スペースは、中央にダイニングセットだけを設置したシンプルな空間。
奥行きある大きな収納にさまざまな小物を整理できるため、常に美しい状態を保てます。

実はご主人が一番好きなのはここでの時間。
家族が揃って食卓を囲み、ワイワイと食事を楽しんでいると、新居を購入した喜びをフツフツと感じるそう。
二方向から明るい光がたっぷりと降り注ぐことも、満足感が高まる要因のひとつになっているようです。

ゆとりある暮らしとは

広い家での暮らしをゴールにスタートした住み替え計画。
暮らしの価値観をはじめ、融資や子どもの学区など、売却〜仮住まい〜購入を完結する一年の間には、さまざまなハードルがありました。

最終的には、緑とゆとりのあふれる環境で、広い家を選択したIさん家族。
資産価値に注目するあまり、多くの人が”駅近”に縛られ、合理的な物件だけを探そうとしますが、本当に大切なのはそこでの暮らしです。
非合理な”広さ”や”ゆとり”が、家族に及ぼす影響を見逃すことはできません。

駅からやや距離があるといっても、目の前からバスに乗ってしまえば、汗まみれで10分歩くよりもよっぽど快適。
周囲に公園が多いため、子どもたちのゲーム時間も減り、外で遊ぶ時間が多くなってきたことも良い感触のようです。
何より、自分の”居場所”にゆとりがあることで、気持ちに余裕が生まれ、物事の感じ方も少し変わってきたとのこと。
やはり狭い賃貸物件での暮らしは、想像以上に精神を追い詰めていたようでした。

写真は以前の住まいで育てていたオリーブの木。
引っ越しの時に一度は廃棄することも考えましたが、それまでの時間を一緒に過ごしてきたシンボルツリーのような存在です。
いったん預かって植え替え、新居に届けたところ、大変喜んでくれました。

これからもIさん家族を見守りながら、元気に育ってくれることを願っています。

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