イギリス、小さな庭と豊かな暮らし

#ガーデニング #ヨーロッパ #暮らし #パイプなこ

2021/10/17229 Views

writer:パイプなこ
イギリス人の夫、息子と一緒に英国と日本を行ったり来たり。編集・ライターとして欧州の緑豊かな生活と日常をいろいろ発信している。

イギリスではロックダウン中、ガーデニング用品の売り上げが伸びたほど、お花や植物がとっても身近な存在です。
今回は、そんなイギリスの、小さなお庭で楽しむ”ガーデニング”についてです。

リフレッシュできる小さな庭

スーパーや街角のお店にも、切り花やギフト用の鉢植えなどが並び、花や植物が暮らしの一部となっているイギリス。
とくに”ガーデニング”は、ご自慢の庭を公開しているお宅もあるほど、イギリス人にとって欠かせない存在です。

でも日本と同様、都市部はアパート暮らしが主流。
大きな庭を持つのはなかなか難しいのが本当のところで、小さいながらも庭つき物件はいつも人気があります。

そんなイギリスの北部「エディンバラ」で、庭つきタウンハウスの”ガーデニング”を楽しむのはイタさん家族。
「ガーデニングは暮らしに彩りを加えるだけではありません。草花の成長の変化は、生活を豊かにもしてくれます」とおっしゃるイタさん。
夏があっという間に過ぎてしまうイギリスで、”太陽をたっぷりと楽しみたい”と選んだこのお家では、家族でガーデニングにいそしみ、猫も花々の間でお昼寝したり、ここちよい「庭ライフ」を満喫しているそうです。
コロナ禍のロックダウン中には厳しい外出制限がありましたが、”ガーデニング”によって心身のリフレッシュができたとのことでした。

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家族のストーリーがわかる庭づくり

イギリスでは、インテリアと同様にお庭に個性が出ると言われます。
スペイン、メキシコ、オランダと、さまざまなバックグランドをお持ちのイタさん家族のお庭もしかり。
敷地は小さいながらも、あちらこちらに家族にまつわる花や植物が植えられ、そのバラエティーさは眺めるだけでも楽しくなってくるほど。

なかでもイタさんのお気に入りは「ダリア」。
メキシコにいるお婆さまが大好きなお花だとか。
息子さんは優しいピンクの花が素敵な「スイートピー」を、旦那さまは故郷を思い出す「トウモロコシ」と「南瓜」を選んで育てていらっしゃいます。

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オンラインで選択肢の広がる園芸品選び

ガーデニング文化が根づくイギリスでは、街にある園芸店はもちろん、オンラインのガーデニングショップも充実しています。
美しい花々や苗はもちろん、鉢植えや、デザイン性に優れた園芸用品を取り揃えたショップもあり、選択肢の多さに驚かされます。

日々、お仕事で忙しいイタさんと旦那さまも、お庭に植えた植物はオンラインで購入しました。
そして、かわいらしい園芸用品はスーパーで購入されたそう。
日々の買い物と一緒に、かわいい水差しや鉢を買うことができるのも、ガーデニング王国のイギリスならではですね。

すでに木々の紅葉がはじまるイギリス。
「来年は何を育てようかと、食卓を囲みながら家族みんなで会話がはずみます」とおっしゃるイタさん。
異国の地にいながらも、自分たちのルーツを感じる花々や緑に囲まれ、豊かな時間を過ごせているようです。

小さくても庭を通じて実現する豊かな暮らし、私たちにも参考にできそうですね。

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