花と緑のまちづくり講座(第1回)

#ガーデニング #暮らし 

2019/10/15774 Views

花と緑のまちづくり講座

先日、川崎市公園緑地協会主催の「花と緑のまちづくり講座(緑化推進リーダー育成講座)」に参加してきました。
こういった講座に参加するのは初めてのことでしたが、「緑についてもっと学んでみたい」という気持ちから、思い切って参加することにしました。

講座の目的は”川崎市の花と緑の施策状況を知り、市と協働して、地域の花と緑づくりを推進する活動のあり方を学ぶ”こと。
合計6回のコースで構成され、毎回約6時間かかります。

参加者は約20人ほどで、緑に興味があり、ある程度の時間が確保できる条件から、大部分が年配の方となりました。
職員や過去に講座に参加した先輩がオブザーバーとして加わり、総勢40人ほどの一団で受講を進めていくことになります。

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第一回

第一回の講座では、川崎の花と緑の概要や市民活動事例について講義を受けた後、近くの二ヶ領用水公園を視察し、グループワークにて実行可能な市民活動をまとめました。

川崎の緑の基本理念は”地球環境都市かわさきへ”。
市域の景観を特徴づける、多摩丘陵、多摩川崖線、多摩川、臨海部の海など、4つの自然的環境資源をベースに、都市公園、街路樹などさまざまな緑のストックを「保全」「創出」「育成」し、緑の質と暮らしの質を高め、地球環境の改善に貢献しようというものです。
難しい言葉が並びますが、要するに、”市民ひとりひとりが地域に愛着や誇りを持てるように、緑豊かなまちづくりをおこない、さらには地球環境の改善にも貢献しましょう”という感じだと思います。

現在も「市民による植樹運動」や「緑のカーテン大作戦」、「わがまち花と緑のコンクール」など、さまざまな緑の取り組みがおこなわれていますが、参加者の多くが年配の方で、後継者不足が顕在化してきているのが問題です。
今回の講座も、緑化推進リーダー育成講座という別名があるように、後継者の育成が目的のひとつとなっているようです。

田園都市エリアは、”豊かな自然環境に恵まれた都市”という意味のとおり、緑地や街路樹など、多くの緑に恵まれています。
この恵まれた自然を維持し、活用のアイデアを盛り込むことで、より快適なエリアに進化できるように思います。

このエリアに携わる不動産業者として、緑をなくし、大地を刻む開発ではなく、緑を増やし、豊かな暮らしを提供する仕事をしたいと考えています。
それぞれの家庭に緑のある暮らしを提案し、それぞれの家族がゆとりと潤いのある生活を送ることができれば、人にも環境に対しても、もっと優しい気持ちが育つのではないでしょうか。

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二ヶ領用水公園の視察とグループワーク

その後は3つのグループに分かれ、近くの二ヶ領用水公園を視察しました。
約1時間をかけて公園の状況を確認し、気になった場所を写真に収め、市民でどのような活動ができるかをグループで話し合っていきます。

公園では、歩行者への危険が伴うような舗装の劣化やデザイン性のない植栽、手入れが不足し腰掛けることができないベンチなど、さまざまな課題が発見されました。
グループの中から多くのアイデアが出てきましたが、「資金力と労力のないボランティアでは、抜本的な改善は難しい」というのが率直な印象です。
まず自治体が音頭を取り、周辺市民や企業からスポンサーを募集。
リーダーが全体の計画を構築し、維持のためのボランティアを募るのが良いように思いました。

また、現在あるほとんどの公園が、遊具や広場を伴う子どもが遊ぶためのものになっていますが、住人に癒しを提供するような、美しく植栽された公園がもう少しあっても良いことに気がつきました。

より良い街づくりを目標とする不動産業者として、今後も公園へのアプローチを考えていきたいと思います。

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