夏の代名詞「ハイビスカス」

#ガーデニング #暮らし #遠藤昭

2021/07/21242 Views

writer:遠藤 昭
メルボルン駐在時、300坪の庭にてガーデニングに目覚め、多数のガーデニングコンテストを受賞。著書『はじめてのオージープランツ図鑑』(青春出版社)。

夏の代名詞「ハイビスカス」

夏になると園芸店の店頭に出まわる「ハイビスカス」。
赤、黄、オレンジ、ピンク等の原色の花は南国ムード満点で、ベランダに一鉢置くだけで、コロナ禍の引き籠り生活を一気に明るい気持ちにしてくれます。

もともとハワイやモーリシャス諸島が原産の熱帯花木のため、寒さには弱いですが、屋内で越冬させることで、一般の家庭でも大きく育てることが可能です。

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苗の選び方

まず、苗の選び方から。

園芸店の店頭には多くのハイビスカスが並んでいると思いますが、実際に開花している花の形や色を、現物で確認しましょう。
ラベルだけで判断すると、印刷の形や色が異なっていて、がっかりさせられることがあります。

元気の良い苗は、根元がしっかりしていて、葉色が良い事。
蕾が多くついている苗を選びましょう。

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「ハイビスカス」の一年

熱帯花木なので暑さに強いと思われがちですが、原産地のハワイ等より、日本の夏の方が暑く、意外と夏の暑さ対策も大切です。

35度以上の猛暑が当たり前になってしまった日本の夏は、「ハイビスカス」にとっても厳しい暑さ。
最高気温が30度を越えると、花付きが悪くなる傾向にあります。
半日陰や風通しの良い場所で夏越しをして、花を長く楽しめるよう気をつけましょう。

彼岸を過ぎた頃には、直射日光の当たるところに移し、冬に備えます。
10月頃、早めに日当たりの良い部屋の中に取り込むことで、しばらくの間、開花を楽しむことが可能です。

冬は、日当たりの良い屋内で育てますが、あまり窓際だと温度変化が激しく、寒さで痛むことがあります。
4月になったら屋外に出し、太陽に当ててあげましょう。

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自宅を南国リゾートに

2年目以降は、毎年ゴールデンウィーク頃に、一まわり大きな鉢に植え換えます。
大きくしたくない場合は、3分の1程度根を切り、同じ鉢に用土を入れ替えて植えましょう。

剪定は、冬に屋内で管理する際、10~11月に切り戻します。
5月から10月ごろが成長期なので、その時期は2週間に1度程度、液肥を与えると良いでしょう。
水やりは、成長期はたっぷりと、冬は乾燥気味に与えます。


今年の夏は「ハイビスカス」を自宅に迎え入れて、南国リゾート気分で過ごしてみませんか?

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