春のアロットメント2026

#ガーデニング #ヨーロッパ #暮らし #安田和代

2026/05/2013 Views

writer:安田 和代(やすだ かずよ)
ロンドン在住の日本人編集者/ライター。昼は本を編み、夜は毛糸を編み、週末は畑で有機野菜を育てる日々。読書、写真、畑しごと、発酵食品&保存食づくり、編みもの、ポッドキャスト「試運転(仮)」、通信制大学で食物学の勉強など、あっちもこっちも。

待ち焦がれていた本格的な春の始まりには、さまざまなかたちの花が、目を楽しませてくれます



4月の収穫

4月に入って、いつものようにアスパラガスが頭を出してからというもの、日に日に日照時間が長くなり、湿った空気が次第にからりと乾燥したものになってきました。
東京とは対照的に、ロンドンの冬は湿っぽくじめじめしていて、春から夏にかけてはからりと乾燥しているのです。

春の始まりは「ハングリーギャップ」といって、まだ収穫できるものが少ないのが通常なのですが、今年に限っては、冬越しさせた野菜がいくつかありました。
例えば大根。粘土質の土でも育つように、短い品種の種を選んでいるので、それほど大きくはなりませんが、みずみずしく葉っぱまで美味しく食べることができます。
フダンソウに至っては、種をまいたわけでもないのに、どこかからか飛んできた種が根づいて、畑のあちこちに雑草のごとくたくましく育ち、おひたしや煮浸しなどにしています。
そしてもちろん、この季節定番のアスパラガスとスプラウティング・ブロッコリーも。
3日に一度、しっかりと収穫し、夕食のおかずに様変わり。まさに地面からお皿へと直行です。

(写真)アスパラガス

Thumbnail Images

春の花のかたち

この季節は、切り花に使える花はまだほとんどありません。でも、小さなかわいらしい花がそこかしこに見えるようになってくる時期です。

豊作と不作が一年おきにやってくるリンゴの木には、所狭しと花が咲きました。昨年は見事にゼロだったので、今年はまさに豊作の年となることでしょう。

(写真)リンゴの花

Thumbnail Images

また、冬の間に緑肥としてまいた豆系の花が、きれいに咲いています。緑肥というのは、ある程度まで育ったら、切り刻んで土にすき込むことで、土の成分のバランスをとってくれる文字通り「緑の肥やし」なのです。
豆は、土のなかの窒素を整える性質があり、従って「豆を育てるのに肥料はいらない」というのが定説です。緑肥としてまく豆類は、豆になる前に刈って土にすき込んでしまいます。
エンドウ豆とソラマメの緑肥の花がとてもきれいに咲いているのを見ると、刈り込むのが申し訳ないような気持ちになりますが、これも夏の収穫のため。
ほかにも、スイートピーの花や、冬越しのヤグルマギクなど、ユニークなかたちの花が畑に色を加えています。

今年は、一昨年植えたシャクヤクにも、多くのつぼみがついていて、期待がふくらみます。バラのつぼみもふくらんで、花開くまであと1週間くらいでしょうか。

畑は、もちろん野菜を育てることが一番の目的ではありますが、そのためには受粉をしてくれるハチなどの益虫が必要で、彼らを呼び寄せるためにも、香りや色のよい花は重要です。
春の花は、これからくる夏の収穫を予感させる、とても嬉しい兆しなのです。

(写真)緑肥エンドウ豆の花

Thumbnail Images

SHARE

このtipsをシェアする

新着物件NEW PROPERTY

無料相談を
おこなっております!

物件を買いたい、売りたい、
不動産について相談をしたい方は、まずは無料相談へお問い合わせください。
コンサルタントがあなたのお話をお伺いさせていただきます。