理想の人生を過ごす部屋

川崎市 ・S様

#アウトドアリビング #ガーデニング 

2020/11/083834 Views

Case05

「駅距離」や「ブランド」。

日本人がこだわり過ぎる「資産価値」から少し離れ、自分たちの人生にとって大切な「今の過ごし方」を重視する住まい探しに成功したSさん。

外国人ならではともいえる数々のハードルを乗り越えて手にした、「理想の人生を過ごす部屋」を紹介してくれました。

素晴らしき開放感

ローマ出身のイタリア人、Sさん夫妻。
日本の大手企業に就職するために来日し、10年近い月日が流れます。

奥様は大学院の修士課程で、日本文化を学ぶ日本通。
部屋のところどころに、掛け軸や風鈴など、”和”のアイテムがセンス良く配置されています。

2人がこの部屋でもっとも気に入っているのが、その素晴らしい「開放感」。
高台に建ち、三方向に大きな開口部が備わるため、明るい光と気持ちの良い風が、室内までたっぷりと入り込みます。

これ以上ない快適な環境の中で理想の人生を過ごせていることを、日々実感しながら暮らすことができているようです。

バルコニーでの過ごし方

バルコニーで過ごす時間も、2人にとっては大切な人生の一部。
この部屋に決めた要因のひとつである、自然と一体化する素晴らしい景色が、眼下に大きく広がります。

朝起きると、まずはバルコニーに出て、鳥のさえずりを聴きながら、ゆっくりとエスプレッソを味わいます。
ご主人は太陽の光を浴びながら、タンニングを兼ねて仕事をすることも。
ランチタイムになると、すくすくと育った「ローズマリー」や「イタリアンパセリ」を使用して、本場イタリアのパスタを2人で楽しみます。

(写真上)紅葉をシンボルにツリーに、料理で使用するハーブを設置した、緑あふれるバルコニー
(写真下)周囲に緑地が多いため、自然と一体化した気持ちになれる、高台からの素晴らしい景色

(写真上)奥様お手製のイタリアのお菓子「チャンベッローネ」と時間をかけて抽出する「エスプレッソ」
(写真下)快適な風で気持ちの良い音色を奏でる、伊万里焼の「風鈴」

満点の部屋は自分でつくれば良い

ご主人は大のDIY好きで、前の部屋では、断熱性を高めるために窓枠を自作してしまったほど。
多くの物件を見学する中で気がついたのは、”100点の物件は存在しないため、60点を超える物件を見つけて、自分で手を加えれば良い”ということでした。

「つまり、60点以上の物件があれば”買い”ということですよ。」と、不動産屋さながらのセリフを流暢に操っていました 笑。

(写真上)ご主人の会議や奥様の研究に活躍するリモートワークスペース。クロス、ラグには和風のデザインを採用しています。
(写真下)奥様お気に入りの寝室。イタリア人は寝室での時間も大切にするため、ベッドスペースに加えて、周囲にゆとりの空間が絶対に必要と力説します。

駅10分超えても良いじゃん!

イタリア人という理由からか、物件選びにおいて、”毎日の暮らしの充実度”を重視する傾向が強いというSさん。
日本の住まいは「駅からの距離」や「ブランド」など、将来の資産価値のことしか考えておらず、面白みのない物件が多かった印象を持っているようです。

声をかけたいくつもの不動産業者も同様で、提案してくるのは決まってつまらない間取りばかり。
何度も目にする、”玄関を入って両脇に鉄格子の付いた寝室があって、リビングの一面だけに窓がついた長細い部屋”にうんざりしていた様子でした。

その後、外国人ならではのローンの悩みなど、さまざまなハードルもありましたが、最終的に100点の家をつくりあげました。

「条件の視点を少し変えるだけで、暮らし方が大きく変わることを、この時期だからこそ、もう少し考えても良いように思う。」
「”駅10分超えても良いじゃん!”と声を大にして伝えたい」と、笑顔で結んでくれました。

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